いつも恋して・・・

「きゃー(≧Д≦)」

梨佳子は思いっきり悲鳴を上げて椅子から転げ落ちた。


廉が慌てて暗い中走り寄って来て、


「大丈夫!?」


梨佳子に手を伸ばした。


「大丈夫じゃないです(ToT)(ToT)(ToT)」


梨佳子は暗いのが大の苦手で叫びながら廉に抱き付いた=3」


「どこか打った?怪我は?」


「痛い所はないのか?」


廉が質問しているのに梨佳子はパニクって息ができないほどしがみついている。


「大丈夫、何が原因か調べてくるから落ち着いて(*^-')ノ」


廉は泣きながら抱き付いてくる梨佳子の背中を優しく叩きながらなだめた。


「保安課に電話してみよう…。」


梨佳子の手を外して立とうとしたら、


「置いていかないでください。°・(>_<)・°。」


梨佳子は泣きながら廉の手を掴んだ。


「電話するだけだから…待ってて」


梨佳子は廉にしがみついたまま離れなかった。


仕方なく梨佳子を左手で抱きながら右手で受話器を持った。


「あっΣ(T▽T;)!?」


「何ですか~(∋_∈)」


廉の驚いた声に梨佳子はまたシクシク泣き出した。


「ゴメンゴメン=3この電話もダメだわ(´A`)」


梨佳子は怖過ぎて廉が何を喋っているのかもよく分からなくなっていた。


非常電話に電話をしようと携帯電話を取りに行く時も、廉は梨佳子を抱きかかえたまま移動した。