廉は何も言わないまま梨佳子の手から荷物を剥ぎ取り、


腕を掴んで歩き出した=3


「廉・・・・」


掴まれた腕は強くて放す事などとうていできそうにもない(>0<;)


駐車場に止めてあった自分の車に梨佳子を押し込むように乗せた。


「廉・・・?!」


廉の腕を掴んで、


エンジンをかけようとする手を止めた。


「何で(≧0≦;)」


廉はグッと梨佳子の顔を見た。


「何でだと?!」


梨佳子は睨んだ廉の顔を見て少しすごんだ・・・


「お前・・・・!!」


廉は大きな声で言いかけて・・・


助手席に座る梨佳子の手をグッと引き寄せて、


「やっと・・・・やっと帰ってきた(;_:)」


さっきとは違う壊れ物を触るように優しく抱きしめた。


「お父さんに聞いたんだ=3」


「俺のせいで・・・嫌な思いさせてすまなかった(-人ー;)」


梨佳子は抱きしめている廉の体を突き放して、


廉の顔をマジマジと見た。


「何で・・・・(;_:)」


苦しい決心をして逃げるように愛する人の元を去ったのに・・・


また・・・


何故・・・


梨佳子の頭はパニック寸前になっていた。


どうしていいのか分からず・・・・


突然ドアを開けて外に出た=3