いつも恋して・・・

「・・・ふぅ・・・（－０－；）」


廉は大きな深呼吸をし、仕事MODEに頭を切り替えた。


伊藤と共にビルの最上階にあるV.I.P専用の部屋入った。


廉に続いて会長が入ってきた。


後はスミスを待つばかり・・・


女性秘書が関連資料を机に置いて部屋を出て行く・・・会社にとって大きな契約とあって会議室の空気はピンと張り詰めている。


「ふぅ＝３　＝３」


廉は緊張をほぐすようにもう一度大きな深呼吸をした。


トントン゛


会議室のドアが開いた＝３


「スミス氏が到着されました。」


会長、社長、全員が席を立ちスミス氏と夫人をお迎えする。


スミス氏は会長に手を差し出し、


「会長就任おめでとうございます！」


から会話が始まった。



会長との挨拶の後、廉の所にスミス氏が近づいて、手を差し出すのではなくもっと気さくに廉を抱きしめた。


「おめでとう～！！」


「就任式に伺うことができなくてスミマセン（－人ー；）」


「いえっ　こちらまで来てくださって本当にありがとうございます。」


スミス氏と夫人は挨拶が終わって席に着いた。



席に着いた夫人はスミス氏に話しかけた。


その声は、会長にも廉にも聞き取れなかった。


「梨佳子はどこですか？」


スミス氏は廉に言った＝３


「・・・・。」


廉はとっさに黙ってしまった。