いつも恋して・・・

「会社の為なら何でもできるんですか?!」


父親は唇にギュッと力を入れた。


「何でもできる?!・・・じゃいけないんだよ!!」


「しないといけないんだ(>_<#);」


父親の言葉は、廉にはズシリと堪えた。


「何とかしないといけない?!」


「お父さん・・・会社の為に大切な人と離れないといけないのなら、私は社長なんて名前はいらない(>_<;)好きでこの場所に立っている訳ではない・・・今すぐにでも社長を辞めますから、梨佳子を返してくださいm(_ _)m」


父は廉の言葉に驚いて目を大きく見開いた。


これほどまでに山内梨佳子をおもっているとは考えていなかった。


山内梨佳子の人柄は自分も分かっていたとは言え・・・


「お前・・・」


今までとは明らかに違って本気である事は分かった。


父は大きくため息を付いた後・・・


「さっきも言ったが、ワシは今の居場所もこれからの行き先も何も聞いておらん=3」


「では・・・松井がすべて知ってるんですね!!」


「・・・。」


「今すぐに松井に連絡してください=3」


「お前はまだそんな事を言ってるのか(-”ー;)」


「明日の契約が終わってからにしろ!!」


「私にとっては契約よりも梨佳子が大事です!!」


廉は父の部屋を出て会長秘書の松井に電話をした。


♪~♪~


「もしもし・・・」


寝ぼけた声の松井に、


「遅くにスマナイ田畑です。」


松井は廉の声にバッ=3 (>_<;)と目が覚めた。


「ハイッ」


「梨佳子の居場所を教えてくれ!!」


「・・・・。」