いつも恋して・・・

「これから俺はどうしたらいい・・・」


梨佳子にしてやれなかった事をいくつ後悔しても謝る事すらできない。


「側にいてくれると思ってた。」


「これからはズーッと一緒なんだと思ってた。」


廉が自宅に戻ったのは夜中の1時・・・


無気力な状態であっても、どうしても聞きたかった。


トントン”


「・・・・。」


トントン”


「・・・・。」


ドンドン”


「何だ?!何時だと思ってるんだ!!」


「お父さん、=3 廉です!お話があります=3」


廉の声が廊下に低く響いた。


父親の寝室のドアをゆっくりと開けた。


ベッドから足を降ろし時計に目をやりながら父親は、眉間にしわを寄せて煩わしそうに立ち上がった。


「こんな時間に放さないといけない事なのか?!」


「スミス氏のことなら今日の会議で打ち合わせは済んだろ・・・(-_-;)」


「スミス氏の事ならこんな時間に話す事はありません!!」


「お父さん・・・私に話してもらわないといけないことがありませんか?!」


「・・・・。」


「梨佳子を何処にやったんです?!」


「今何処にいるんですか?!」


「・・・。」


「お前が今、考えるべき事か?!それもこんな夜中に!!」


「明日は何があるか分かってるのか?」


「お前はもう会社のトップなんだぞ!!女の事で夜中に騒いでるようじゃ会社はまかせられないな#」


「あなたは・・・何とも思わなかったんですか?!」