「知り合いか?」 「あ、えっと、うん。同じ高校の同級生なの」 「へえ。……じゃ、俺行くわ。またな」 「ばいばい!」 メットをかぶり、あたしに手を振ると、拓海くんはバイクで去っていった。 二宮くんは横を通り過ぎたバイクをすこし見て、あたしのそばまで歩いてくる。 「……誰、あれ」 「友だちのお兄さんだよ」 「……ふーん」 笑顔で返答するあたしにそっけなく言って、すーっとあたしの横を歩いていく二宮くん。 な……なんかすごく興味なさげ? 聞いてきたのは二宮くんなのに。