クールな彼の溺愛注意報


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その日の帰り道。


みゆきと途中で別れてひとりで帰っていると、前からバイクが走ってきた。



通り過ぎると思っていたのに、そのバイクはあたしの近くまで来るとなぜか停車した。


少しおどろいたけれど、乗っている人を見て、あたしは笑顔でバイクにかけよった。




「拓海くん!」


「久しぶりだな、紫乃」




メットを取った茶髪のイケメンは、みゆきのお兄さんの拓海くんだ。



そういえば昨日、みゆきが電話で言ってたんだった。

でも、まさか会えるとは。




「拓海くん、おかえり。大学はどう?」