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次の日の午前9時。
平日より遅い朝食を終えて、リビングで課題をやっていると。
かちゃかちゃ、と家の鍵をあけるような音が聞こえてきた。
「ん……?」
「どうかした?」
ソファーで雑誌をめくっていた葵衣が、イヤフォンを片耳だけはずして聞いてきた。
あたしはリビングのドアを見つめ、「いや、なんか……」とつぶやく。
すると次に聞こえてきた、玄関のドアを開ける音。
つづくあわただしい足音、そして……。
――ばーんっ!
「しーのー! 葵衣くーん! ただいま!」
毎回のごとく勢いよくリビングのドアが開かれて、ハイテンションであらわれた母と2ヶ月ぶりに対面した。

