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……視線が痛い。
さっきからまわりの視線がすごく突き刺さってきます。
同じ学校の生徒がたくさん歩いている通学路。
もうすぐ学校というところで、あたしは耐え切れずとなりを見た。
「葵衣……やっぱりいたたまれない!」
「この前もこれくらいだった気がするけど」
「そ、それはそうかもしれないけど! でもいまはまたべつだよ!」
いっしょに登校するのは2度目だ。
そのときももちろんたくさん注目されたわけだけど、
いまは葵衣とあたしが付き合ってるといううわさが学校じゅうに流れている。
それはもう、教師にすら知れ渡っているレベルで。
そんななかふたりでいるところを見られたら、うわさ好きの生徒たちはさらにわき立つにちがいない。

