ど、どうしよう。
これって、みゆきに言ってもいいのかな?
あの二宮葵衣くんと同居してる、って……
まよったけど、嘘をつくこともかくしごとをすることも嫌いなあたしは、みゆきに話すことにした。
「……あのね。あたし、じつはいま、二宮くんと……」
自然と声をひそめ、同居のことを口にしかけたとき。
突然うしろから、
ひょいっと誰かにスマホを抜き取られた。
「えっ!」
いや、誰かなんて決まってる。
いまこの家には、あたしと二宮くんしかいないんだから。
目を見開いて振り向くと、頭にタオルをかぶせた二宮くんが立っていた。

