ふとんの中で、ころんと葵衣のほうに寝返りをうってみた。
すると後頭部を引き寄せられ、唇に優しくキスを落とされる。
唇が離れて、至近距離で目が合った。
「っ……な、なにもしないって」
「キスくらいはゆるして。こんなに近いのに触れないとか無理なんだけど」
あ、甘い……!
でも……そうだよね。
あたしもこんなに近い距離に葵衣がいたら、触れたいって思っちゃうし。
……って、なんかヘンタイっぽい!?
なんだかはずかしくなって、あたしは葵衣の胸にひたいをくっつけた。
うすいシャツ越しに体温と鼓動を感じながら、ゆっくり目を閉じる。
「左手、平気?」
「ん……大丈夫だよ」
「ごめん。俺のせいで……」

