クールな彼の溺愛注意報





さっきから何度ごめんなさいを口にしただろう。


その後も続く拓海くんの説教に、見かねた柊木くんが助け舟を出してくれた。




「拓海さん。羽山さんほんとに反省してるみたいだし、一応けがしてるんだし。もういいんじゃないですか?」


「紫乃は反省してもまた繰り返すやつなんだよ」


「まあ、たしかに羽山さんは危険を顧みなすぎですけど……」




肩をすくめて、苦笑する柊木くん。



あれ、このふたり和解したんだ……。


と思った矢先、拓海くんは思い出したように柊木くんをぎろっとにらんだ。




「つーか、おまえらがみゆきと紫乃を巻き込んだんだろ! だから不良は近づくなってっ……」


「もう、拓海くん! そういうことは言わないでってば!
今回は、私が知らない人についていっちゃったのが悪いんだから……!」




すでに泣き止んでいたみゆきが、拓海くんを見上げて頬をふくらませる。


そして少し逡巡してから、柊木くんのほうに顔を向けた。