それにしても、ちょっと言い方が無慈悲すぎない?
やっぱり女嫌いってうわさは本当だったんだ。
でも、それならどうしてあたしと同居することを受け入れたんだろう……。
そんなことを考えつつ、キッチンで洗いものをしていると、小さく着信音が聞こえてきた。
あたしのスマホか二宮くんのスマホか。
二宮くんのほうだったら気まずいな……。
レバー式の蛇口を下ろして水を止め、キッチンから出る。
見ると、テーブルにおいていたあたしのスマホが、よく知った着信音を流していた。
タオルで手をふいてから、振動するスマホを手に取る。
「みゆきからだ」
そういえばこの土日、一度もみゆきと話してなかった。
ふだんは毎日のようにLINEしてるけど、今週末はいろいろあったから。
スマホの画面を軽くタップし、みゆきからの電話に出た。

