「そっか……よかった。怖かったよね……」
もう大丈夫。
そう言いたいところだけれど……そう簡単に帰れる気はしない。
みゆきがぶじだったことにほっと息をつき、ぎゅっとみゆきを強く抱きしめる。
それから、あたしはまわりの3人を振り返った。
「感動の再会ってとこ? よかったね~」
そう言ってしらじらしい拍手をしてくる銀髪の人。
……あっけなく帰してくれるわけがない。
なにが、目的なんだろう。
あたしはみゆきのことを離さずに、注意深く3人を見渡した。
「こんな本屋の裏なんかで、どういうつもりですか?」
不自然にならないくらいの、大きめな声で。
そう問いかけると、銀髪の人がにやにやと愉快そうに笑った。
「いいねぇ。俺、強気な女の子って好きだよ」
見るかぎり、この銀髪の人が、3人の中のリーダー的存在みたいだ。

