そばには二宮くんもいる。
ど、どきっとしてる場合じゃないでしょあたしっ!
タイミング悪すぎだよ!
「あいつだな」
拓海くんの声が低くなったのは、きっと気のせいじゃない。
あたしの視線を追ってか、
拓海くんも柊木くんの姿をしっかりロックオンしてしまっていた。
こ、怖っ!
拓海くんがすごく目を光らせてる!
あたしはもう一度うしろを振り返り、
柊木くん逃げてー!とこちらに向かってくる彼らに視線でうったえる。
その念が通じたかのように、柊木くんと目が合った。
けれど。
「あー、羽山さんじゃん。小川さんも~」
なんでそんなきらきらの笑顔で手ふるんですかー!!

