やっぱり、柊木くんはぜんぶ知ってるんだ。
けれど柊木くんの言葉を聞いて、あたしはすかさず「それはだめ!」と首を振った。
そりゃ、もちろんすごく気になるけど。
お酒の力を借りてまで教えてもらう気なんてない。
「未成年なんだから、お酒なんて飲んじゃだめだよっ」
「大丈夫。あいつお酒嫌いだから。酔ったのがトラウマで炭酸すらだめになったくらいだし」
「あ、そうだったんだ……って、柊木くんもだめだよ!?」
「あははっ。了解」
でも、炭酸すらだめになるほどのトラウマって……。
素直になった二宮くん、どれだけ暴露しちゃったんだろう。
もしかしたら昨日みたいに、柊木くんににこにこ笑ってたのかな。
……やっぱり、まったく想像できないなぁ。
柊木くんを見上げて、そのきらびやかな金髪は不良のなごりなのかなと思った。
みゆきは……このことを知ったら、どんな反応するんだろう。
「ねえ。柊木くんはみゆきと連絡とってたりしてる?」
「小川さんと? ちょくちょくLINEで話してるよ」

