中学のときからすでにお酒を飲んでたの……?
信じられない、という目で見上げると、こまったように笑う柊木くん。
「柊木くん、不良みたい……」
「いや、みたいじゃなくて正真正銘の不良だったよ? もちろんいまはちがうけど。
さすがにたばこには手つけなかったけど、中学のときはけんかばっかりしてたな」
柊木くんはにこにこしたまま、「わりと強かったしね」なんて付け加えた。
な……なにそれ!! 怖すぎる!
っていうか、それってもしかして二宮くんも!?
少し前のお昼休みに、奈子とリンが言っていたことを思い出す。
「に……二宮くんも、不良だった?」
「いまはちがうけどね」
おそるおそるたずねるあたしに、柊木くんはあっけらかんとさっきと同じせりふを繰り返した。
う……嘘でしょ。
あのうわさって、本当に本当だったの?
二宮くんとけんかなんて組み合わせ、どう考えても結びつかないよ。

