それは、ふつうのペットボトルとはかたちが少しちがっていた。
「これ、なに?」
「お酒」
「はっ!?」
平然と言い放った柊木くんに、あたしはすぐさまボトルを返却した。
なんでそんなもの持ち歩いてるの!?
あたしたち未成年だよ!
あたしの反応に柊木くんはくすくすと笑って、ボトルを両手でもてあそんだ。
「葵衣が昨日、これ飲んじゃってさ。ひと口だけだけど」
「えっ……」
「あいつほんとにお酒に弱いんだよ。すぐ眠くなるみたいだし」
「…………」
「あと、葵衣はアルコール入るとすげー素直になる」
柊木くんのその言葉に、あたしは昨日の二宮くんの言動を思い返す。
ってことは、
つまり……
「かんぺきに柊木くんのせいじゃんっ!!」

