昨日のことに柊木くんは関係ないんじゃ?
すぐに帰っちゃったんだし……。
不思議に思ったあたしに、柊木くんは含みのある笑顔を見せた。
「葵衣さ、羽山さんになにか言ったんじゃない? もしくは、しちゃったとか」
思いきり図星をつかれて、つい正門前で足を止めてしまった。
おどろいた表情でとなりを見上げると、相変わらずにこにこと笑っている柊木くん。
「なっ、なんでわかるの!?」
「だってそれ俺のせいだし」
だからなんで、柊木くんのせいなの?
さっきから疑問を払拭できない。
あたしがクエスチョンマークを浮かべたままでいると、
なぜか柊木くんから「はい」と小さめのボトルを手渡された。
いきなりのことにとまどいつつ、とりあえずそれを受け取る。

