あたしの声に、二宮くんはころんとあたしのほうに寝返りを打って、優しくほほ笑んだ。
うわあああっ、
そんな笑顔で『ん?』とかきゅん死させる気ですか!?
なにこの破壊的なかわいさ……!
「え、えっと……もしかして二宮くん、熱でもあるの?」
明らかにいつもとようすがちがうし、風邪でもひいてるんじゃないだろうか。
あたしはつかまれていないほうの手で、そっと二宮くんのひたいに触れた。
すると二宮くんがおとなしく目を閉じて、またいちいちきゅんとしてしまう。
うーん……ちょっとだけ熱い?
でも二宮くんのふだんの体温がわからないし。
あ、もしかしたら柊木くんならなにかわかるかな……。
そう思い至って、スマホを手に取ろうとしたとき。
――ぐいっ。

