だって、寝顔がかわいすぎるんだもん。 二宮くんが寝てるところなんて貴重だし。 そーっと人差し指で頬に触れてみると、すごくすべすべでつねりたくなった。 でも起こしちゃうからがまんしよう。 そう自重して、ゆっくりと指を離したとき。 ぱしっ、 と手をつかまれた。 びっくりして二宮くんを見ると、さっきまで閉じていたはずの瞳が、あたしをとらえていた。 そしてなにも言えずにいるあたしを見て、 二宮くんはぱちぱちと数回まばたきをしてから。 「おかえり」 ――ふにゃっ、と笑った。