起こさないように静かにドアを閉めて、ソファーのそばにかばんを置いた。
気持ちよさそうに、すうすうと寝息を立てている二宮くん。
長いまつげが頬まで影を落としている。
はじめて見る二宮くんの寝顔はあどけなくて、そのかわいさにきゅんとした。
もともと中性的な顔立ちだから、目を閉じていると女の子みたいに見える。
肌も白いしきめこまかいし、女子としてはうらやましいかぎりだ。
「っていうか……どうしよ」
せっかく寝てるんだし、いま起こしちゃうのはかわいそうだよね。
先に料理つくって、できてもまだ眠ったままだったら起こそうかな……。
そう思いつつ、ソファーから離れられないあたし。

