あたしが腑に落ちない顔をしていたのがわかったのか、
二宮くんはペットボトルのキャップをゆるめながら「うわさを広めそうなタイプじゃないし」と答えてくれた。
たしかにみゆきはそんなこと絶対しない。
「あと、羽山が挙動不審すぎて、いつかばれそうだと思ったから」
「そ、そこまで挙動不審だった!?」
「或音も笑ってた。かくしごとしてるのまるわかりだって」
ひ、柊木くんまで!? はずかしい!
っていうか、それでもまったく不審がらないみゆきって……!
親友の超のつく鈍感さにほっとしていると、二宮くんはペットボトルのジュースを飲んで、あたしを見た。
「羽山って、嘘つけないタイプ?」
「そ……そうだね。嘘とかかくしごととか、するのもされるのも苦手で」
「……へえ」
そううなずいた二宮くんが、一瞬だけ、悲しそうな表情を見せた。
気がした。

