クールな彼の溺愛注意報





振り向けば、リビングのドアを閉める二宮くんがいた。


あたしはスマホをテーブルに置き、洗濯ものをたたむのを再開する。




「お風呂そうじ終わった? ありがとう」


「ああ。……さっき、誰かと電話してた?」




もしかして電話してるときの声、大きかったかな?


問いかけに「うん」とうなずくと、二宮くんはなにか思案するように目を細めた。




「或音のこと……」


「ん?」


「……なんでも、ない」




柊木くんのこと?

あ、さっき拓海くんとの電話で柊木くんの名前を出したのが聞こえたのかもしれない。



そう思ったけれど、二宮くんが言いたいことがいまいちわからなかったので、なにも言わなかった。




「あ、そうだ。二宮くんって、クラスの女の子と話したりする?」