「うわっ! 危ないな、もー」
「危ないのはお前だから! おとなしくしてろよ!」
リビングからふたりの言い争いが聞こえてくる。
って言っても、怒ってるのは二宮くんだけで柊木くんは笑ってるんだけど。
怒ってる二宮くんなんて新鮮だな~。
ほほ笑ましく思って、あたしはカウンターからのぞかせていた顔をひっこめた。
二宮くんは否定してたけど、きっとふたりとも仲良いんだよね。
お互い名前で呼んでるし……教室でもよくつるんでるのかな。
二宮くんのクラスでのようすが気になったあたしは、
3人ぶんのオムライスをリビングに運びながら、あとで柊木くんにたずねてみようと思った。
「すごっ! これ羽山さんがつくったの? ほんとに?」
「あはは、うん。家事は得意なんだ」

