クールな彼の溺愛注意報





な、なんか本当におだやかな人だな……。


誰かに言いふらしそうな人ではないから、それは安心だけど。




「柊木くん、オムライス食べられる?」


「もちろん。俺のぶんまで用意してくれてるの? 手伝うよ~」


「えっ、そんなの悪いよ。柊木くんはお客さんなんだから」




キッチンに顔を出した柊木くんに首をふると、

なぜかあたしの姿を見て、柊木くんはにまにましだした。



そしてリビングでふてくされたようすの二宮くんに視線を投げかける。




「葵衣くーん? おまえ毎日、羽山さんのエプロン姿みてたんだ?」


「うるさい。どうでもいいだろ」


「なんか新婚さんみたいだね? よかったじゃーん」


「っ、或音!」




二宮くんが怒ったように名前を呼んで、

次の瞬間、柊木くんはすごい勢いでリビングに連れ戻された。