クールな彼の溺愛注意報


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「へえ。まさかふたりがいっしょに生活してたなんてね」




リビングのソファーの下にすわっている柊木くんが、部屋を見渡す。


楽しそうな声に、あたしはキッチンで料理しながら苦笑した。



ついに同じ高校の生徒にばれてしまった。

完っ全に油断してたよ……。



相手が今日はじめて会話した柊木くんだったのは幸か不幸か……。


でも、二宮くんとは同じクラスなんだよね。



キッチンから顔をのぞかせると、

その二宮くんはローテーブルに頬杖をついてイライラした表情だった。




「……なんでおまえは家にあがってんの」


「葵衣はいつも冷たいよね。同棲のことも俺にだまってたしさ」


「ど、同棲じゃない! 同居だから!」




フライパンに油をひきながら、あわてて柊木くんの発言を修正する。


するとリビングから楽しそうな笑い声が聞こえてきた。