あたしはおどろき、屋上に踏み入れようとしていた足を止めた。
金髪の人が、みゆきのそばにいる男の子の腕をつかんでいる。
「いま、この子になにしようとしてたの?」
声はおだやかに聞こえるけれど、
腕をつかむ力が強まったようで、男の子のほうが顔をゆがめた。
金髪の人はこちらに背を向けていて、表情がわからない。
「い、いや……俺はべつに……」
「こんだけ怖がらせて、なにもしてないって?」
その人の言葉に、あたしはあわててみゆきを見た。
体を抱きしめるようにして、うつむいているみゆき。
「みゆき!」
あたしは思わずみゆきを呼んで、3人のもとへ駆け寄った。

