俺の言葉を、意味が分からない、という表情で一蹴し、


「つわりとかで迷惑かけちゃうし、勿論手伝いには来るけどバリバリには無理だし。

身体最優先で。

あんたになら任せられるし。

おネエのまんまでもいいし、素でもいいわよ。

受けてくれる?」


勿論、勿論。


俺は、2つ返事でオッケーした。








そして、やっさんと飲んでいる時に、金崎さんはゆりあの20歳上で、独身だということを知った。


「知らなかったんスか……」


呆れ顔でグレフルを搾るやっさん。


「グループフルーツに砂糖をかけて食べると美味しい事を知らないお前に言われたくないねっ」


「ばーちゃんがそうやって食べてたっス……」


「じじい扱いしてんじゃねーよ!!!俺だって殆どしたことないわっ」