ビジネスおネエの長谷川君

忙しそうに働き続けるやっさんの背中を見つめる。


俺、何か手伝った方がいーんじゃねーの??


「そんなわけで、外の感じがどうなっても、中身は同じと言うか。

俺は、おネエキャラを演じる遥流さんも、オトコな遥流さんも、かっこいいと思うッス」


……えーと?


うっかり、俺感動してるんだけど、合ってる?


て言うか、やっさんはオオカミ男のこと知らないのに、なにこの的確なタイミング。


なんか、急激に自信が沸いてくる俺。


「えーと、それはつまり、おネエキャラとかどんなキャラでも俺の人間性は素晴らしく、他の何人たりとも追い付けない、と?」


「そこまで言ってないッス。

はい、ボンゴレとベーグル、上がりッス」



……かっこいーじゃねーか、やっさん。