ビジネスおネエの長谷川君

「遥流さんがそんな事言うの珍しいんで、世間の風潮はそんな感じなのかなーと思って作った和風メニューですが、全然出ないっス」


……す、すいません……。


だけど、やっさんの口調は怒っているわけではなくて。


「丁度良かったっス。どっちにしろ、遥流さん用だったんで」


「え……」


「やっぱ、人は、ご飯を美味しく食べられない状態はまずいっスよ」


……くそぅ。惚れてしまいそうだ。


「やっさん。嫁にしてくれ」


「顔のかわいい、勝ち組まっしぐらの子は産まれそうですが断ります」


……いい度胸だ。


だけど、馬鹿な話をして笑って。


自分の事を心配してくれる人がいることに気づいて。


何だか気持ちが楽になった。