芹沢さんは右腕であった新見を亡くしてからは部屋に篭るようになり酒を浴びるように飲んでいた。
絵美はそんな芹沢をなんとか外へ出そうと何度も試みたが最後はいつも首根っこ捕まれ、部屋から出されていた。
今日は新しい作戦を思いついた!
絶対外に出してやる!!
絵美「芹沢さん!稽古付けてくださいよ!」
芹沢「……他の奴に付けてもらえ」
絵美「嫌です!芹沢さん、大阪で言いましたよね?"辞めたいと言っても辞めさせないぞ"って!芹沢さんじゃなきゃ稽古はしません!」
芹沢「隊士達への復讐を果たしたお前は今何の目標もないだろう。そんなお前に稽古を付けたって時間の無駄だ。分かったら梅とでも遊んでろ」
絵美「芹沢さん、私新しい目標を見つけたんです。前のような子供じみた目標じゃありません」
芹沢「………………………」
絵美「私の……今の目標は………
…………壬生浪士組を守るためです」


