絵美「ずっと言おうと思ってたんだけどなかなか言えなくてグズグズしちゃってたk…」
照れ臭くて早口でべらべらと喋り続けていると突然原田からキスをされた。
原田「俺もお前のことが好きだ」
絵美「…本…当…に?」
原田「こんな時に嘘ついてどうすんだよ」
彼はそう言ってくしゃっと笑った。
絵美「……嬉しい」
原田「絵美、そろそろ帰ろう」
差し伸べられた手をそっと握ると屯所への帰路についた。
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屯所についた頃には既に暗くなっていて土方さんにこっ酷く2人で叱られたけどお説教もへっちゃらなくらい幸福感に包まれていた。
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風呂から上がり、縁側で涼んでいた絵美。
「とうとう、絵美に恋仲ができてもうたか…」
絵美「あ、烝!」
山崎「よっと」
どこから湧いてきたのか気づけば隣に座っていた観察型の山崎烝。
絵美「何で知ってるの?」
山崎「言うたやろ、絵美のことはいつでも見てるて。お前の異変くらいあっちゅーまに気づくわ!」
絵美「ふふ、そう言えば言ってたわね」
あれ?
でも恋仲になろうとは言われてない。
絵美「恋仲…じゃないのかも」
山崎「はぁ?」
絵美「だって恋仲になろうって言われてないし…」
山崎「でもお互いに好いとるんやろ?」
コクン、と頷くとじゃあ恋仲やろ、とピシャリと言い放たれた。
でも烝に言われても原田から直接言われなければ安心できなかった。
山崎「腑に落ちない、とでも言いたげな顔やな。ま、原田組長に直接聞いてみいや」
絵美「そうだね、そうする!」
スクッと立ち上がると山崎にまた座り直された。


