全てが終わり、沖田、永倉、斎藤、藤堂、原田は近藤、土方に呼び出されていた。




土方「いくら大人数に囲まれたからといってお前ら5人がいながら女1人も守れねえだなんて情けねえと思わねえのか」




近藤「まぁまぁ、歳。命に問題が無かったんだ。相手も卑怯な手を使ったことだし」





土方「あんたはいつもこいつらに甘すぎるんだよ!!」




近藤「いや〜、すまんすまん!」





土方「はぁ。今回は近藤さんに免じてここまでにしてやる。始末書を明日までに出せ、分かったな?」






沖・永・斎・藤・原「はい。すいませんでした」






………………………………………………







絵美「…………あれ…私、死んじゃったの?」





不思議なことに辛くも悲しくもなかった。





それはやはり今までの記憶が無いからなのだろう。







「お前…こんなところで何をしている」





低く威厳のある声。




どことなく懐かしい。




絵美「あなたは?」




「忘れたとは言わせんぞ。壬生浪士組筆頭局長 芹沢鴨を!!」




絵美「……っ…、せ…りざわ…さん…っ?」




ズキンッ




絵美「う"ぁ…頭が…頭が痛い!!!」




芹沢「思い出すんだ、お前は今まで何をして来た」




絵美「あ"ぁぁあぁぁぁああああ!!!!」





今までの記憶が走馬灯のように駆け巡る。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



芹沢『ハッハッハッ!流石のお前も梅には着いて行けなかったと言う事か!』



絵美『えぇ、まあ……』




梅『女子とのお買いもんはやっぱり楽しかったわ。またいきまひょね! 』



絵美『…あ、あは…。もちろん…』







井上『お前が来てから泣き虫な妹が出来た気分だよ』



絵美『フフフ、いつも迷惑かけてごめんなさい』




井上『良いんだよ。誰も迷惑なんて思ってないさ。まぁ、思ってる奴もいるだろうがな』




絵美『あ!源さん酷ーい!』




井上『ハハハ、冗談さ』




原田『何か楽しそうだな!』




絵美『あ!左之だー!』



永倉『俺たちもいるぜ!』



絵美『新八に平助!一まで!どうしたの?』



藤堂『じゃん!これ何だー?』



絵美『っっっ!みたらし団子!!!』



斎藤『お前のためにみんなで買いに行ったんだ』


絵美『嬉しい!!ありがとう!!!いっただっきまーす!』



絵美『おいふぃ〜〜!』



井上『これこれ、食べながら話さない。行儀が悪い』



絵美『ゴックン)は〜い!あ、一いらないのー?もらっちゃうよー!』



斎藤『食の恨み程恐ろしいものはないと思っておけ』



絵美『は、はい…』