時神「貴方の代償を決めるとしましょう」




やっぱり…ね。




絵美「私は死ぬの?」





時神「それは貴方次第。今から貴方にはいくつかの質問に答えてもらう。それ次第では特に大きな代償を負わずに済む」






絵美「………………分かった」






正直、もう役目は果たしたから死んでもいいかなと思ったりもした。





でも何かが突っかかる。




幕末に来たばかりの時は死にたくて死にたくて堪らなかった。




いつから私は生への執着が付いたのだろうか。




それはきっと私に仲間が出来たからだろう。





そして私は漸く気づいた気持ちがある。




京に来て直ぐに芽生えたこの気持ちをずっと気づかないふりをして来た。




それももう限界に達していた。




その想いを伝える為にも私は幕末へ帰らなければならない。





待ってて、必ず帰るから。