慶應2年 1月22日




多くの苦難を超えて漸くこの場に立つことができた。




私がおよそ1年間なにをしてきたか。




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半年間、西郷隆盛の横でずっと軍事を学んでいた。



そこで何故幕府軍が負け、新政府軍が勝利したのかをしらべるとやはり武器の違いが1番だった。



旧式の鉄砲に比べ最新式の鉄砲は当然のことながら飛距離も威力も全くと言っていいほど違う。




3月程調べた後は私にも銃の使い方を教えてくれた。




これで私が新撰組に戻った時、みんなに教えることができる。



「なかなか、上達してきたな」




絵美「西郷さん、ありがとうございます」




西郷「噂で聞いてはいたがいかなこてここまで飲み込みが早いとは」




絵美の飲み込みの早さは相変わらず常識を超えている。





そんなこんなで銃の指南顔負けの絵美は常に西郷の隣にいるようになった。




その為、政や薩摩の内部の話まで全て知るようになっていた。





時には慶喜や近藤にも会う。




そしてここのところ頻繁に顔を合わせているのが…