「どうしたん?気分でも悪いと?」
…と、今の私にとって紳士のような声で話しかけてくれたのは
黒髪で勉強ができそうな、優しそうな雰囲気を放つ
さっきのヤンキーくんとは真逆な優等生風の男の人。
「あ、いや、あの、実は…」
いや、ここで自分の靴箱わからんとかゆったら
絶対ばかにされるし…
けど、わからんのも嫌やしな…
うん、聞くしかない!!
「あの、その…く、」
「く?」
「靴箱がわからんで…」
ゆ、ゆってしまったー…
絶対バカにされるし…
「ふふっ」
ほら、笑われたし。いや、覚悟はできてましたよ?
けど、微妙な笑い方ってもっと傷つくってゆうか…なんか…
「君、名前は?」
「え?」
な、名前…?私、靴箱聞いたはずなのに…
「ご、轟瀧 菜美です…」
「こ、か~ここら辺やない?」
え、教えてくれるん?
な~んて紳士なんですか。
いいな~こんな優しい男の人と付き合えたりしたら♪
ってだめだめ。探さんと。

