その日まで交わしたラインの内容は
恋人のようなもので

“ハロウィンのために衣装あるんだよ”
“俺の前で全部きてみて”
“恥ずかしいからやだ”
“おかしなかったらキスでもいい?”
“いいの?”
“いいよ”

なんで、こんな話になったんだろう
どうして、キスまで話がとんだんだろう
って考えてた。このとき。

“彼女じゃないのにキスするの?”
“あーー。だめ?俺はいいよ。”
“えりも、いいけど...”

なんとなく感じてた

好きっていったら負けだっていう所
細かいところにつっこまないところ
ふれちゃいけないことが、あった

そのふれちゃいけないことが、
彼女の存在だった