立河 ひゅうがside

「じゃーな!!」

俺は立河 ひゅうが(タチカワ ヒュウガ)。南川高校1年。

「ひゅうが!!待って」
「おー」

俺を呼んだのは、安藤夏音(アンドウ ナツネ)。1番長い付き合い。いわゆる幼なじみってやつ。

「ひゅうがと帰んの久しぶりだね」
「そうか?」

黒髪をなびかせ、ニッと笑う。




俺たちの住んでる世界は少し特殊な世界。一部のやつらは魔法が使える。

20年前から、異世界から人型の魔物が襲ってくる。そのおかげで、何万人もの犠牲者が出た。

それに対抗して魔法を取り入れた。

もちろん夏音も使える。

「そういや、夏音ももう少し腕あげろよ?」
「余計なお世話よ!!」

夏音は銃を使う。俺は太刀。

「学年トップだもんねー」

こんな俺が学年トップ。
勉強じゃないぞ?魔法が。

「そういう夏音も成績優秀じゃん?」
「いつかひゅうがを抜いてやる」

べーっと舌を出す。

「!?」
「近くにいる…」