「ねー、ゆうちゃん!こんなやつと友達なんなくていいからね!?

ゆうちゃんにはもっと神聖な友達がいいよ!」



「お前みたいなクソ爆弾の塊だって綾瀬の友達名乗ってんだから、俺なんて可愛いもんだろーがよ!!」



「はぁー!?ちょっとは女の子に言う言葉気をつければぁ!?そんなんだからモテないんだよ童貞が!!」



うわっ、強烈!!



「ど、童貞関係ないだろ!?

お前こそ色気もクソもない男女なんだからいつまでも彼氏できないんだろ どうやったら告白されるのかちょっとは綾瀬に教わったらどうだ___…」


そう浜田が言った直後だ。


「あのー、結城さんっている?」


教室のドアから顔をのぞかせるすこし緊張して目を泳がせた男子生徒。


あ、このパターンは。





「ふっ、色気もクソもない男女がこんな頻繁に呼び出されるかよ。

次からは立場わきまえて発言しなよ、童貞の僕ちゃん」



あやちゃんは最後に可憐にその一言を放って、教室を出て行った。