秘め恋*story4~病室で…~





落ち込む私に、先生は不思議そうに私の顔を覗き込んだ。




「何でそんな落ち込むんだ。」



「だって、先生の『好き』を1回分損しちゃったんですもん。」




私がふて腐れながら、そう呟くと…




「じゃあ、もう1つ昨日の夜の話をしたら、
落ち込んじゃうだろうな…」



「え、え、何をですかっ??」




これ以上に私が落ち込んじゃうことですかっ?



聞くと同時に、先生は私をベットの背もたれへと優しく追い込んだ。



心臓のドキドキが最高潮に達した頃、先生は
ちょっと意地悪な笑みを浮かべてこう言った。




「美奈のこの唇、奪った。」




先生の親指が優しく私の下唇をなぞった。


その瞬間、私は昨日の夜のキスを思い出した。
何故だか分からないけれど。


そして、私の顔がだんだんと真っ赤になっていったのに気づいた先生。




「思い出したか?」



「//////。(コクコク…)」




そうだよ。そうだよ。
あれは夢じゃなかったんだよ。


あの『好き』も。


あのキスも。



でも、




「ファーストキス…だったのになぁ。。」




願わくば先生に貰ってもらおうと思っていた私のファーストキスが…こんな曖昧な記憶でなくなってしまったなんて…ショック。。



と、思って落ち込んでいた矢先、クイッと先生に顎を持ち上げられたと思ったら…




「可愛い奴…」



「え…?」



「ほら、ちゃんと覚えておくんだぞ?
………ファーストキス。」



「……ん。」




きっと絶対忘れない。


私の大事なファーストキス。


先生との初めてのキス。。



それは、熱くて、甘くて、想像してたよりもちょっぴり大人なキスだった。ーーーーーー