公園に行った。

(思えば告白してないじゃん。)

そう思って友達に「待ってて」と言って凜哉に電話した。

電話に出てくれた。

「もしもし?」
「もしもし」
「凜哉今暇?」
「暇だよ」
「あのさぁー今何やってんの?」
「ゲーム」
「そうなんだ。」
「ワンワンワン!」
「? 凜哉犬飼ったの?」
「うん」
「動物アレルギーじゃなかったけっ?」
「治った」
「アレルギーって治るものなんだ」
「うん」
「私猫二匹飼ってるよ」
「猫は嫌い」
「何で?」
「何か嫌い」
「えー」
「で 何の用?」
「えっ?」
「なぁに?」
「キャハハ」
「その笑い方は告白ですねぇー」
「えっ!」

(何でわかるの?!
てか「その笑い方」って告白の時の事覚えてくれてたんだ。)

「何俺の事好きなの?」
「知らなーい」
「俺なら付き合うよ。」

(またこれだ。)

「凜哉今好きな人居ないの?」
「居ないよ。」
「へー珍しいね」
「だろ?」
「うん」
「で?」
「...」
「何?」
「好きだよ」

(やっと言えた。)

「じゃぁ付き合いますか?」
「はい。」
「じゃぁバイバイ」
「バイバイ」