「分かった! とにかく部屋は、危険だから外に居ろ…すぐに行くから」 そう言い電話を切った。 あいつ…中山の家まで来やがったか!? 待ってろ!! しかし、 中山の様子は、おかしかった。 目をつぶりながら電話を切る姿。 部屋は、血の海になっていて…妹が無惨な死体となって転がっていた。 中山の真後ろで、クスクスッ笑う黒い人物。 夢魔・吉田恭子の姿があった。 それを知らない青木は、慌てて中山の家に向かっていた。 中山の家は、遅くまで調べ物を探してもらった時に送って行って知っている。