須賀先輩は、望美を抱き起こすがそのまま眠り込んだままだった。 「ゲホッ…の…望美は、大丈夫ですか?」 「大丈夫。ただ操られてただけみたいだ!! 」 「そうなんですか…?」 「しかし、酷いよな…望美にこんな事させるなんて」 呆れた表情をする須賀先輩。 本当に…酷い。 もう少しで、望美の手で殺されるかと思った…。 正直怖かった。 「夢魔の力は、人を眠らせるだけじゃ無く…人を操る事も出来るらしいな」 「そんな…操られた人にどうやって拒んだら…」 「下手に攻撃する訳には、いかないしな」