「何言ってんの!?
さっき悲鳴あげて気絶してたじゃない」

「あ、そう!!
鏡に夢魔が居たの!?だから、怖くなっちゃって…」
必死に説明をする。

『……。』

「まだ、ココに居たのか…?」
ゾクッとする須賀先輩。

「やだ…やめて!?
そんな事言ったら…ココに居られ無いじゃない!!」
真っ青な表情で怯えだす絵里。

「絵里…」

「と、取りあえず絵里ちゃんだっけ?
君は、自分の家に帰った方がいいんじゃないのか?」
そう言う青木先輩。

「えっ?でも…家に帰るとさらに危険じゃあ…?」

「あぁ…そうか」
頭を悩ませる。

「どっちに居ても危険なのは、間違い無いよ!
とにかく、用心した方がいい」
そう言う須賀先輩。

私達は、絵里の彼氏が帰って来るのを待ってから家に帰った。