ガチャッ
「…響子…望美…」
泣きそうな表情で抱き付く絵里。
「良かった…無事なんだね?」
ホッと胸を撫で下ろす。
「良かった…また、犠牲者が増えなくて」
安心する須賀先輩と青木先輩。
「…先輩達まで来てくれたんですか?
すみません…本当に怖かったんです」
涙目になりながら謝る。
「気にしないで…無事で良かったな!」
ニコッと笑顔を見せる青木先輩。
「は、はい。中に上がって下さい。
お茶淹れますから」
ホッと安心したのか中に入れてくれた。
「お邪魔します。
へぇ~ココが、絵里の彼氏の家か
チラッと通った時に教えてもらったぐらいで中まで見た事無かったよ!」
「私もなんか物で溢れてるね?さすが、男の子の部屋…」
望美もキョロキョロと見渡す。
「ごめんね…凄い散らかってるでしょう?
彼も私も片付けるの下手だから…適当に座ってて」
そう言うとそれぞれ空いてる席に座る。



