「大丈夫だ…俺達がついてるから」
恐々とそのスマホを取ってみる。
見ると友達の絵里からだった。
「あ、絵里からだ…なんだろう!?」
ホッと安心して出てみると
「もしもし?」
「響子!?私だけど…何か気味悪いのよ!!
今、彼氏のアパートに居るんだけど…なんかさっきから人が居る気配するし、コップが触っても無いのに倒れたり不気味な笑い声が聞こえたりして…」
「彼氏、今日バイトで遅くなるし悪いんだけど…こっちに来てくれない?」
怯えながら声で言う絵里。
えっ!?
まさか…今度は、
絵里を狙ってるの!?
「お、落ち着いて!!すぐにそっちに行くから待ってて」
急いで電話を切る。
「ねぇ、絵里に何かあったの!?」



