「ちょっと見せてくれ!」
その時計を確かめる須賀先輩のお父さん。
「間違いない…これは、俺が彼女にあげた物だよ!」
「嘘ー本当ですか!?」
「あぁ…裏の所に『須賀』って彫ってあるだろ?」
懐中時計を覗き込む。
「あ、本当だ…!?」
確かに小さく彫ってある。
「えっじゃあ…やっぱり。コレ…夢魔に関係してるって…こと?」
怯えながら言う望美。
やっぱり…!?
「…マジかよ…!?」
「でも…何で、響子の手元に行ったんだ?
何か、意味があるのかなぁ…?」
不思議そうに首を傾げる須賀先輩。
嫌だ…気持ち悪い。



