その時フッと思い出す。
関係してそうな物…?
懐中時計…あっ!!?
「そう言えば…私、気味悪い懐中時計拾ったんだ!!?」
「えっ!?」
この前、懐中時計拾ったんですけど…捨てたはずなのに手元にあったりして気味悪かったんです。」
「でも、その時計…須賀先輩についあげちゃって…」
「あぁ…アレ。
それで持ってたんだ!?」
「すみません。変な物渡して…時計好きみたいだったから…つい」
申し訳なさそうに謝る響子。
「いや…いいよ!
響子に何かあったら大変だったし」
そう言いながらポケットからその時計を出す須賀先輩。
あ、持っててくれてたんだ?



