着くとすぐに現場検証が始まった。
遺体と永山は、運ばれて行く。
俺達も参考人として事情聴取をされたが、何も出なかった。
そりゃあ、そうだ!
犯人は、あの女に違い無いのだから
しかし、調べた結果…犯行は、永山本人とされた。
「何故ですか!?」
必死に事情を何度も説明をする須賀。
だが、殺害に使ったと思われる包丁には、永山の指紋しか出てこなかったらしい。
父親と小学生の弟は、それぞれ外出していて無事だった。
家族全員、仲がいいのは、俺達がよく知っている。
「あいつが、やったんじゃありませんよ!?やったのは、幽霊の方です」
「しかしだね…君。
幽霊って…そんな夢物語みたいな事を言われても」
まったく信用してくれない。
結局
永山一家の事件は、息子による殺人事件で解決される事になった。



